大きな期待は禁物!学資保険とは「やや必要」程度の保険
子供が生まれたから学資保険!
そう考える方は多いのではないでしょうか。
子供をひとり育てるだけでもたくさんの教育資金が必要になる現在、お金を増やしたいがために学資保険に入らなきゃと思い、保険屋さんに相談するのは自然な流れです。
しかし、過度な期待は禁物です。
学資保険は決して大きくお金を増やせる類のものではありませんし、学資保険に入ることによって生じるデメリットというものも存在します。
ここでは、そもそも学資保険とは何なのか。そしてどこまで期待すべきなのか。加入するなら何に注意すべきかを述べていきます。
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「そもそも学資保険って何?」「どう選び分けるの?」「今のおすすめ商品は?」など、基本をイチから知りたいという方はまず以下のページから御覧ください。
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そもそも学資保険とは?
そもそも学資保険は、主に子供が生まれてから大学に進学するまでの0〜18才くらいまで保険料を払い込み、その後に金利が上乗せされたかたちで満期金(学資金)を受け取る仕組みとなっています。
※学資保険のイメージ
また、保険料の払い込み期間中に契約者(親)が死亡したりケガや病気、障害を負った場合は、その後の保険料支払いが免除されます。
つまり「貯蓄+保障」の保険です。
特に学資保険は「教育資金を増やすため」として加入する方が圧倒的に多く、「いかに返戻率(戻り率)が高いか」を重視して多くの方が検討されます。
当サイトでも基本的に学資保険は役立つ保険と評価しており、返戻率を中心に各社の学資保険商品を評価レビュー、ランキングづけしています。
2018年学資保険おすすめトップ5
商品名 | 返戻率の目安 | 保険料払込期間 | 特徴 |
---|---|---|---|
ニッセイ学資保険 祝金なし型(日本生命) | 104.0% |
18歳まで |
18年プランでトップクラスの返戻率。祝金を受け取らないプランでの返戻率が高い。 |
つみたて学資(明治安田生命) | 104.2% | 15歳まで |
返戻率トップクラス。15歳までの保険料支払いのため、毎月の保険料はやや高め。「高額割引」で返戻率が高まる。 |
ソニー学資保険V型(ソニー生命) | 104.0% |
18歳まで |
返戻率トップクラス。ソニー生命のライフプランナーを通じての加入となる。 |
みらいのつばさ(フコク生命) | 101.7% |
17歳まで |
「兄弟割引」を適用すれば返戻率がよりアップする。 |
こども共済学資応援隊(JA共済) | 100.4% | 18歳まで | 保険料を年払いにすると返戻率が約104〜105%にアップする。 |
学資保険で大きくお金は増やせない!
ただし、過度な期待は禁物です。なぜなら学資保険の利率は決して抜群に高いわけではなく、劇的にお金を増やせる性質のものではないからです。
上記のトップ5表に示したように、学資保険の利率はトップクラスの商品でも返戻率は104%くらいです。
例えば返戻率104%の学資保険商品で学資金200万に設定すると、増やせるお金は約8万円です。
同じ条件で学資金300万円を設定すると、増やせるお金は約12万円です。
つまり増やせるお金はせいぜい10万円前後であり、必要な教育資金トータルから見れば、わずかな足しにしかなりません。
もちろん学資金の設定金額を上げれば、増やせる金額も上がっていきます。
ただし、設定額を上げ過ぎると今度はデメリットも大きくなっていきます。
「中途解約」というデメリット
保険期間中に何らかの理由で保険料を支払えなくなった場合、学資保険を中途解約することになります。
その場合、途中まで支払った保険料は返戻金として返ってくるのですが、契約期間が短い場合には元本割れして9割程度しか返ってこないことがあります。
もともと学資保険は終身保険(終身死亡保険)と比較すると、途中解約で返ってくるお金の割合は多いほうです。
特に契約してから10年以上経つと、たいてい返戻率は100%を超えてくるので大きな損とはなりにくいです。
ただし学資金の設定金額を多くするほど解約した場合に損をする割合、可能性はどうしても高まります。
学資保険は絶対解約しないように、支払いに余裕を持ったプランを組む
これが、学資保険の正しい捉えかたです。
学資保険より大事なのは支出の見直し!
現在の子供ひとりあたりの教育費用(高校、大学)は、およそ以下のようになっています。
公立 | 私立 | |
---|---|---|
高校 | 約120万円 | 約290万円 |
大学 | 約510万円 | 約770万円 |
学資保険で増やせるお金が約20〜30万円であることも踏まえると、教育資金を捻出するうえで最も大事なのは学資保険よりも、まず支出を見直すことです。
「教育資金の捻出のためにまず支出の見直しを行い、学資保険はそのうえで余裕を持ったプランを組む」
これが正しい認識です。
まとめ:過度な期待はせず賢く学資保険を使おう
学資保険とは、教育資金を少しでも増やしながら死亡保障も得られる「貯蓄+死亡保障」の保険です。
ただし、その利率は決して抜群に高いわけではなく、学資保険のみで教育資金をまかなうことはできません。
教育資金の捻出に一番必要なのは家計トータルでの支出の見直しであり、学資保険はあくまで「お金に余裕のある範囲で少しでも足しにするために加入する」という認識であるべきです。
また、途中解約は大きく損をすることになりますので学資金の設定はそれを踏まえて慎重に行う必要があります。
学資保険への加入を検討するなら、これらを認識したうえで自分に必要かどうかを見極めるようにしましょう。
当サイトでは、各社の学資保険比較ランキング、評価レビューも行っておりますので、そちらもぜひご参照ください。
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